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五代と宋の興亡 (講談社学術文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 148512 位
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おもしろくてもっと知りたい
宋の時代に関心を持ち始めてから10年ぐらい経ちます。きっかけは、禅宗です。それから漢詩、文章を読みあさり、ますますこの時代のことを知りたくなってきました。宋代の歴史書は一般向けのものがいくつか出てますが、本書はそれらよりやや専門的です。たまたま本屋で背表紙の題名に惹かれて購入したのですが正解でした。一般書に書かれているようなことを前提にして書いてあるので一般書を参考にしながら読んでます。制度と社会の変遷を中心にみっちりとした内容なのでなかなか進みません。それでも、おもしろくてもっと知りたいので、巻末に挙げてある参考文献の書籍も手に入れようと考えているところです。
受け継ぐべき成果
宋代土地制度の研究で知られる周藤吉之氏と、宋史食貨志の研究会を主催して多くの研究者を育成した中島敏氏の共著による、五代・宋の通史。両氏の研究業績からも伺えるように、本書は極めて実証主義的な歴史書である。記述も制度史や経済史が中心で、歴史ロマンを求める方々には、はっきり言ってオススメできない。 しかし本書は、近年米国・中国におされ気味の日本宋代史研究が戻るべき原点であり、未だにこの本から学ぶこと、この本から出発すべき研究課題はまだ多く残されているように思う。本格的に中国宋代を学ぼうとする志のある方に、まず挑戦して頂きたい一冊である。
勉強になりました
中国史全体の流れの中、唐末・五代・宋初をどう位置付けるかについては、研究者の間に論争があり、通史を作る際には取り扱いが難しい時代です。この論争、今日では既に半ば克服されているようですが、本書のオリジナルが出版されたのは30年も前のこと。このシリーズの性格も考えれば、著者たちや編集者の気苦労が思いやられます。 さて、本書はそうした難しい時代を対象に、政治・経済・社会・文化の展開を追い、そしてその流れの意義を解説していくものです。このシリーズの一冊らしく、個人にまつわるエピソードの類は殆ど記載されていません。どこまでもハードで無愛想な本です。 本書で注目したいのは、唐末以来の節度使システムが克服され、中央集権的なシステムが徐々に整備されていく様子や、有力な新興豪族が在地社会の権力を握り、やがては士大夫階層として中央の政治・経済をも牛耳るに至った過程などを克明に説き明かしている点です。実証的な議論が展開されており、たいへん勉強になりました。 他方、節度使や中央政権の官制に関する記述や、宋代の財政や信用制度の発達に関する解説は、一般向けの概説書としては少しく詳細に過ぎるように思われます。 また、唐宋両朝の性格の違いをどう意義付けるか、といった点については、時代区分論争の煽りを避けようとしたためか、妙に歯切れが悪い感じがします。 いずれにせよ、学ぶことの多い一冊ですが、暇つぶしで読もうとするとちょっとたいへんかも知れません。
古代律令制の崩壊から中国的専制国家の誕生まで
中国が本格的な中央集権国家になったのは、実は北宋が成立した時である。科挙による官僚制、常備軍などの国家体制が整備されたのである。それまでの律令制が崩壊するのが唐末から五代と呼ばれる過渡期である。また宋の文化・文明は仏教、朱子学、茶道から陶磁器に到るまで日本や朝鮮に圧倒的な影響を与え、中国学の泰斗、宮崎一定博士は日本文化に最も影響を与えたのは宋だと喝破している。石炭の活用により強力な火力の使用が可能になり、今日の中華料理の原型が出来たのもこのころ。宋は遊牧民族の侵入に苦しみ、モンゴルに滅ぼされるが、のちの元、明、清各王朝は、宋の制度を継承し、発展させたのである。本書はこのような中国にとっても、日本にとっても重要な宋王朝を見直す契機を与える好著である。
オーソドックスな通史
中国史において、古典古代期の完成を経て、周辺の諸民族が興隆する時代が対象である。 本書は五代十国という複雑な時代もわかりすく興味引くストーリーを展開している。続いて宋朝の完成、そしてモンゴル民族の興隆から南宋の滅亡までを描く。 標準的な中国通史の一巻である。
講談社
魏晋南北朝 (講談社学術文庫) モンゴルと大明帝国 (講談社学術文庫) 隋唐帝国 (講談社学術文庫) 秦漢帝国―中国古代帝国の興亡 (講談社学術文庫) 大清帝国 (講談社学術文庫)
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