呉・三国志 長江燃ゆ〈1〉孫堅の巻 (集英社文庫)



呉・三国志 長江燃ゆ〈1〉孫堅の巻 (集英社文庫)
呉・三国志 長江燃ゆ〈1〉孫堅の巻 (集英社文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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うーん、いまいち

他にも、三国志本はたくさんでていますが、いろいろ読み比べて、以下の点がイマイチ
1文章が下手
作者は、元記者ということで、事実を簡潔に伝えると言う意味ではよい文章なのかもしれませんが、小説の文章としては、話が盛り上らない。
2構成が下手
登場人物の逸話なんかもこの手の読み物の楽しみの一つではありますが、逸話が20行くらいあるのに、話の中での本人の活躍は10行くらいだったりして、バランスを崩しています。また、話の流れと全く無関係な逸話が入っている点も同様です。
3題材がイマイチ
あえて、三国志演技で語られないところを選んだようですが・・・・。盛り上らない・・・。
4意味無い記述がある
赤壁に筆者が観光に行った話しなんかは、あとがきに書いて欲しい。小説中に挟まれても流れが悪くなるだけ。現在の跡地から感慨を述べる程度ならともかく、その程度を超えている。
5ウンチク語りたいだけの記述が多い
アサシンの語源なんか、三国志でどうでもいいことだと思うんですが。あるいは、UFOを誰それが見たとか・・・。
結論
とりあえず、全体として、物語の骨格がきちんと出来ていない印象を受けました。文章も下手です。もちろん、元の歴史が骨格になるんでしょうが、それを作者の中で消化しきれていないというか。
他にも三国志本はたくさんあるので、この本は選ばない方が良いと思います。
タイトルに期待したんだけど

タイトル通り、三国の中では比較的マイナーな「呉」を中心に据えた三国志小説。
三国はそれぞれ諜報機関を持ち、呉の諜報機関の頭領を孫堅の庶子である孫朗が務めるというオリジナル設定。
これら諜報機関の情報戦も実際の戦闘さながらに熱く、面白い視点であると思う。
ただ一方で、超人や超常現象が当たり前のように出てきて、硬派な作品として読み進めているといささか冷めてしまうところもある。
その他は、わりと普通な三国志。期待したほど「呉」中心ではなかったように感じた。
孫朗を主人公にするという着眼は面白いのだが、個人的にはありそうであまり見かけない「孫権」を主人公にした『呉・三国志』を見たかった。
裏舞台での諜報戦メインの三国志

 長江流域に興った呉を中心とした三国志です。全編通しての主人公は孫朗(孫堅の庶子で五男ですが、その出生の秘密や経歴一切は作者の創作)。
 第1巻は孫堅のお話です。通常の三国志小説なら、一行で片付けられてしまう海賊退治の武勇譚や、妻呉栄との結婚に至るまでのエピソードなど、細かく描いてくれているので非常に楽しいです。オリジナル要素が強く、しかも引きこまれるので、今までに三国志小説は十分読んだという人も楽しめると思います。正史の数行の記録から、発想の翼を広げ、奥行きのある物語に仕立て上げる作者の想像力には脱帽です。

 この作品のテーマの一つは、情報戦。情報をいち早く、かつ正確につかみ、さらにそれらを適格に分析、利用する力。それが三国志を貫いているとする作者独自の見解です。そのため、三国とも「浙江耳」、「青州眼」、「臥龍耳」という諜報組織を抱え、裏舞台で彼らが繰り広げる諜報活動、隠密戦がメインのストーリーになっています。主役の孫朗は「浙江耳」の首領です。三国の組織はそれぞれ敵対関係にあるのですが、孫朗がわりと孔明贔屓であるためか、魏の「青州眼」が常に悪役で、「青州眼」には他の二組織にはない曲曲しさが感じられます。
 
 面白い作品なのですが、難点を上げるとすれば、作者の独特の文体。「閑話休題」がとにかく多く、それがストーリーの流れを損なってしまい物語に浸りきれないので苦手という方もいるかもしれません。伴野朗の作品を読みなれてくると、それはそれで味わい深いものになるのですが。


新しい視点の三国志

三国志作品はそれこそ星の数ほど発表されていますが、その中でも珠玉の輝きを放つ作品だと感じました。まず、呉の孫一族を主人公としていることが一つ。三国がそれぞれ独自の諜報機関を持っており、物語の中核となっていることが一つ。江南という土地柄らしく、呪術が頻繁に登場することが一つ。今までの作品とはかなり違うものになっています。三国志ビギナーから、三国志に一通りの知識を持っている人にも楽しめます。ただし、オリジナルの登場人物が多く実在の人物と勘違いしてしまう人が増えてしまいそう。



集英社
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